1980年年暮れに発売されたSONYのカセット・テープ・デッキTC-K777は、高嶺の花のナカミチ製品を除けば、当時唯一手が届いた最高級機でした。記録密度が高いのか、非常に原音忠実性が高いのと音の伸びやレンジ感には驚いたものです。その2年後の82年暮れに発売されたのがこのTC-K777ES。ちょうどSONYがオーディオ等の最高機種を、品番にESを付けることで表すようになった頃でした。概観はTC-K777とほぼ同じで、流行りのブラックフェイスになりドルビーCノイズリダクションを搭載したことが最大の売り。はちまるでは山田善之氏が購入。83年6月6日の編成作業中に突然異常を来したTC-K777の代替機として、翌週の12日頃ピンチヒッターとしてスタジオに登場しました。「あくまで一時的処置」と最初持ち主は主張しておりましたが、居心地が良かったのか、結局はちまる解散までメインデッキとして活躍することに。